2018-11-01から1ヶ月間の記事一覧
運動と脳の関係について、 シリーズでお届けしています。 現在、住民の平均年収は25,000ドル、16%が貧困線 (最低限度の生活を維持するするのに必要な所得水準) 以下で、数年前には幼稚園児の約75%が国から給食費の 補助を受けていた。 要するに、裕福と…
運動と脳の関係について、 シリーズでお届けしています。 ネーパーヴィルの保護者の多くが、 子どもの好きな教科は体育だ、と語る理由は、 こういうところ(前回の記事内容参照) にあるのだろう。 保護者のひとり、オルファト・エル=マラックの 娘2人はマ…
運動と脳の関係について、 シリーズでお届けしています。 私がネーパーヴィル革命の詳細や、子どもたちが 体育の授業で社会性を学んでいることを話すと、 同僚たちは驚いて言葉を失う。 私もそうだったが、圧倒されてしまうのだ。 これまで長年にわたって、…
運動と脳の関係について、 シリーズでお届けしています。 長くなっていますが、今しばらくお付き合いください。 ネーパーヴィルの奇跡が起きたのは、 ローラーとジェンタルスキの力によるところが大きい。 「以前、体育では懸垂をさせていました」 と、ジェ…
運動と脳の関係について、 シリーズでお届けしています。 一年生の頃は、強いストレスを感じるたび、 ルームメイトと一緒に寮の階段を走って上り下りした。 そのように、運動で脳を管理する方法を彼女は ネーパーヴィルで身つけた。 それこそが、私が本書で…
運動と脳の関係について、 シリーズでお届けしています。 カヤックの授業を通じて勇気づけられたジェシーは、 ジェンタルスキの教えるリーダーシップのコースに入った。 最初にジェンタルスキがしたのは、 ジェシーとベッキー ーそして他の離れたがらない仲…
運動と脳の関係について、 シリーズでお届けしています。 ネーパーヴィルの生徒の中でも、ジェシー・ウォルフラムほど 運動に人を変える力があることを体現している人はいないだろう。 彼女は「オタク」を自認し、セントラル高校ではオールAだった。 200…
運動と脳の関係について、 シリーズでお届けしています。 誰もがこのような幸運に恵まれていれば、と思わずにはいられない。 ネーパーヴィルで健康状態を調査したスポーツ生理学者、 クレイグ・ブルーダーは、体育の授業で生徒が18の種目から 好きなものを…
運動と脳の関係について、 シリーズでお届けしています。 ネーパーヴィル203学区の生徒は、 インターネットを始めるより先に心拍計を使い始める。 今ではこの学区のどの学校の体育館に入っても 最新式のフィットネスクラブにいるような気分になる。 どの…
運動と脳の関係について、 シリーズでお届けしています。 「私は研究者ではありません。体育教師です」 ジェンタルスキはそう言いながら、 セントラル高校のオフィスを埋める12名の教師たちに CDE(カリフォルニア州教育局)の調査結果のコピーを配った。 …
運動と脳の関係について、 シリーズでお届けしています。 ヒルマンはその発見を神経科学的に掘り下げてみることにし、 40人の生徒ー健康な生徒とそうでない生徒を半分ずつーを 選び、注意力、作業記憶(ワーキングメモリ)、 処理速度を比較した。 この認…
運動と脳の関係について、 シリーズでお届けしています。 調査のほとんどは、週に3日から5日、 30分から45分の簡単な運動から激しい運動までの 影響を調べていた。 項目は、肥満、心肺機能、血圧、憂鬱、不安、自己イメージ、 骨密度、学業成績など、…
運動と脳の関係について、 シリーズでお届けしています。 体育がGPA(学業平均値)に及ぼす効果について、 わたしたちはいったい何を知っているのだろう。 この問題に取り組んだ研究者は少ないが、 ヴァージニア工科大学の研究では、体育の授業を減らして 数…
運動と脳の関係について、 シリーズでお届けしています。 米国の生徒の約30%は太りすぎで、 (その割合は1980年の6倍に増えている) さらに30%はその予備軍だ。 しかしローラーが教える学区では、2001年、2002年とも 驚くべきことに新入…
運動と脳の関係について、 シリーズでお届けしています。 そして、その大規模な実験の成果は学習だけでなく より幅広い領域に及ぶだろうし、中高生に限らず 大人にも適用できるはずだと考えた。 ネーパーヴィルでのケーススタディは、 有酸素運動が、体だけ…
運動と脳の関係について、 シリーズでお届けしています。 新しい取り組みをしようとするリーダーには 補佐役が欠かせないものだ。 ローラーにとって、ポール・ジェンタルスキは 誰よりも頼りになる扇動者(アジテーター)だ。 ジェンタルスキはネーパーヴィ…
運動と脳の関係について、 シリーズでお届けしています。 ローラーがよく例に出す統計値の一つは 「24歳以上の大人で、チームスポーツを楽しんで 健康を保っている人は3パーセントもいない」 というもので、これは従来の体育の失敗を裏打ちしている。 そ…
運動と脳の関係について、 シリーズでお届けしています。 では、どうすれば40人の生徒一人一人が ベストを尽くしたかどうかをいっぺんに 評価することができるだろう。 ローラーはその答えを、毎年春に自分が開催している 体育会議の会場で見つけた。 彼は…
運動と脳の関係について、 シリーズでお届けしています。 ローラーとマディソン中学校の同僚は、 まず体育の内容をじっくりと観察した。 そうすると、何もしないでいる子がとても多い ということに気づいた。 それはチームスポーツの特徴で、 野球では打つ順…
運動と脳の関係について、 シリーズでお届けしています。 ネーパーヴィルの革命は、そうした取り組みの常で 半分は理想主義から、半分は自衛のために始まった。 旗手となったのは、先見の明のある中学校の体育教師、 フィル・ローラーで、米国の子供の健康状…
運動と脳の関係について、 シリーズでお届けしています。 TIMSSは、1955年以来4年ごとに実施されている。 1999年には38か国から23万人の生徒が受験し、 米国からは59,000人が参加した。 シカゴの、比較的恵まれた階層が暮らすノースショア地域の ニュー…
運動と脳の関係について、 シリーズでお届けしています。 この「新しい体育」のカリキュラムが始まってから 17年が経つが、その成果は思いがけない場所、 つまり教室で現れている。 学校が生徒一人にかける費用は (教育関係者はそれが成績を大きく左右さ…
運動と脳の関係について、 シリーズでお届けしています。 ネーパーヴィル203学区独自の体育への取り組みから 生まれた「0時限」は国中の注目を集め、 体育の授業のモデルタイプとなっているが、 これが体育だと言われても大人のみなさんは 首をかしげる…
運動と脳の関係について、 シリーズでお届けしています。 さて、学期の最後にリテラシーの授業を選択した生徒の リーディング力と理解力をテストしたところ、 朝寝坊を優先して通常の体育にしか出なかった生徒たちの 成績は10.7%の向上にとどまったが、 「0…
運動と脳の関係について、 シリーズでお届けしています。 ミシェルとクリッシーがようやく走り終えた。 ダンカンが時間を聞くと、ミシェルのストップウォッチは まだ動いていた。 青いボタンを押し忘れたらしい。 だが、クリッシーは押していたため、 二人の…
運動と脳の関係について、 シリーズでお届けしています。 さて、「0時限」の狙いは 授業前に運動をすることで 読解力や他の能力や成績が上がるかどうかを 明らかにすることである。 なぜ成績向上を期待するかというと、 近年の研究により、運動が生物学的変…
運動と脳の関係について、 今回からシリーズでお届けします。 参考書籍を先に紹介させていただきます。 ジョン.J.レイティ著 「脳を鍛えるには運動しかない」 ~最新科学でわかった脳細胞の増やし方~ ① 運動と脳に関するケーススタディ シカゴの西、ゆるや…
行動科学的にみた、 水が怖い子に泳ぎを教える方法とは・・・ それは、少しずつ水に慣れさせるというものです。 徐々に水に慣れさせる、そのためには、 いきなり水に入るようなことは・・・しません。 まずは「水の入った洗面器に顔をつける」 という小さな…
水泳が苦手・・・ 人前で話すのが苦手・・・ 整理整頓が苦手・・・ など、 誰にでも苦手なことってあると思います。 勿論私自身にもあります。 でも、行動科学というものに出会ってからは、 その方法を使うことで、少しずつですが 苦手の克服ができてきてい…
さて、たいていの子どもは 面倒なことはやりたくないと考えています。 勉強に、片づけ、お手伝いなど・・・。 お母さんやお父さんに言われたことはなるべくやりたくない。 私も経験があります。 ゲームとか、マンガを読むとか、 好きなことだけしていたい。 …