運動と脳の関係㉒
運動と脳の関係について、
シリーズでお届けしています。
ジェンタルスキの教えるリーダーシップのコースに入った。
最初にジェンタルスキがしたのは、
グループー を引き離すことだった。
リーダーシップコースの生徒たちは、ロッククライミングを
習うことになっているが、ジェシーはこのスポーツに
特に興味を持った。
彼女は冒険クラブにも入った。
それは、「0時限」のようなもので、
希望する生徒は朝6時半に登校して、ウォールクライミングや
カヤックをするのだ。
朝も、まずカヤックを漕ぎにいった。
試験の準備は十分できていたし、運動した方が
集中できるとわかっていたからだ。
それで、大切な試験の直前に冷たいプールの中で
気持ちよくバシャバシャとカヤックを漕いでまわった。
そんなことをする高校生がどれほどいるだろう。
大人については言うまでもない。
「試験を受けに行ったとき、私たちは体が濡れて
冷えていました」
とジェシーは振り返る。
「でも、教室に入ったら、しっかり目を覚ましているのは私たち
だけでした。結局、かなりいい成績を出せました」
2人とも、1,600点満点中の1,400点を取った。
最高点だった。
エンブリー・リドル航空大学に入ってからも、
ジェシーは勉強でも人付き合いでも頑張っている。
成績はAかBで、驚くべきことに学生寮の学生アドバイザーになり、
下級生の世話をしたり、相談に乗ったり、規律を守らせたり、
アドバイスしたりしている。
もはや地味で目立たない女の子ではない。
大学へ進んでからも運動を続けるのは大変なことだが、
ジェシーは鍛錬から遠ざかることはなかった。
次回に続きます。
ジョン.J.レイティ著
「脳を鍛えるには運動しかない」
~最新科学でわかった脳細胞の増やし方~ より
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Wakayama
参考書ソムリエカウンセラーのブログ
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