ひきこもり支援相談士のブログ

学びや子育てに関するブログです

2018-01-01から1年間の記事一覧

ごあいさつ

いつもつたない記事をお読みいただき、ありがとうございます。 さて、早いもので今年も終わろうとしています。 皆さまはどんな年でしたか? 来年も、皆さまにとりまして素晴らしい一年になりますことを 心よりお祈りいたしております。 楽しいお正月をお迎え…

読解のトレーニングから感想文へ②

前回の続きです。 一方、読解が苦手なお子さんにも共通点があります。 それは・・・ どんな魅力的なお話も、文字の羅列にすぎません。 並んでいるひらがなや漢字を、1つずつ順番に 追っているだけです。 心の中には、イメージは何もありません。 試しに 「…

読解のトレーニングから感想文へ

「うちの子、全然本を読みません」 「国語の問題集を買ってみたんだけど、算数みたいに 答えがはっきりしないので、子どもが戸惑っています」 「感想文や文章のまとめなど、母親の私に聞かれても、 どんなふうに取り組めばいいのか、アドバイスにも 困ってい…

音読~「追い読み」と「部分完成法」 ~

音読の効果的なやり方とは どういうやり方でしょうか? まず、我が子の音読の力に 応じたやり方であることが必要です。 音読の力も、子供によってさまざまです。 初めて読む文章でも、つまり初見でも すらすら読めてしまう子もいます。 そういう子は間違いな…

どのようにして子どもの心を満たす?

「自信の水」とは、 人間なら誰でも必要としている 「愛情」と「承認」のことです。 抽象的な表現をすれば、次のような言い方になります。 お子さん、生徒に愛情をしっかりとかけて、 しっかりと認めてあげることです。 ところが、これは言うのは簡単ですが…

子どもの心を「自信の水」で満たそう!

以前に私が行っていたスタディ・コーチングでは、 コーチが肯定的な声かけをします。 つまり、「賛辞」を提供して、 「自信の水」で生徒の心を満たします。 単に、知識を与えるだけではありません。 プリントを配る? 教材を配る? CDを配る??? ・・・どれ…

「知識の杭」で気をつけること

日常、いたるところにヒントがあります。 3時のおやつタイム。 お子さまの大好きなケーキ。 このケーキを切り分けるときには、 お子さまの心に「分数の杭」を立てることができます。 ケーキと一緒に飲むジュース。 そのペットボトルには、2リットルと書い…

「知識の抗」は何本でも立てられる

前回は、「知識の杭」を立ててあげよう、 というお話をしました。 そこで、たとえば、 あなたが、お子さまとスーパーマーケットに 買い物に行ったとします。 果物コーナーには、 バナナやマンゴーがたくさん置いてあって、 「フィリピン直送」と書かれポスタ…

生活の中に「知識の杭」を

このような「プチ本物体験」を蓄積していくと、 学校の勉強と同時進行で、 子どもたちの心のなかに ドンドン 「知識の杭」が増えてゆきます。 たとえて言えば、 流れる川に 一本の杭を立てるようなものです。 一本の杭があれば、 流れてきたいろいろなものが…

「本物体験」が、子どもの世界を広げる

夏休みにお子さまが漁港に行って、 魚の水揚げを見たとします。 迫力いっぱいの「競り(せり)」を、 魚市場で見た! ・・・という体験があると、 お子さまの関心は、 魚の水揚げのニュースや スーパーに並んでいる魚介類にも 向けられるようになります。 こ…

図鑑、活用してますか??②

「勉強が大好き!」 このように言う子は、 親がガミガミ言わなくても 自分から進んで勉強します。 知的好奇心が旺盛で、勉強が大好き。 新しいことを調べるのも、大好きです。 勉強の楽しさを知っているので、 学校の勉強にも意欲的です。 その結果、自然に…

図鑑、活用してますか??

あなたの家に、図鑑はありますか? あるとしたら、日ごろ、 どのくらい活用されているでしょうか。 「せっかく買いそろえたのに、 本棚の飾りになっている…」 「色々なものに興味を持ってほしいのに、 子どもは、好きな図鑑だけしか見ない…」 このような言葉…

「考える」ということは②

今回のシリーズはこの回で完結します(笑)。 考える力を鍛えるのも、筋力トレーニングと同じです。 どういうことかといいますと、 筋肉に負荷をかけて身体を鍛えるのと同じように、 脳にも負荷をかけて脳を疲れさせないと効果は出ないのです。 つまり、子ども…

「考える」ということは①

前回まで長いシリーズをお届けしてきましたが、 如何でしたでしょうか。 細切れの回も多く、読みづらいところもあったと 思いますが、ご容赦頂ければ幸いです。 さて、季節もすっかり進んで、秋深しとなってきましたね。 紅葉を見に行かれた方も多いのではな…

運動と脳の関係㉙

運動と脳の関係について、 シリーズでお届けしています。 このシリーズは今回で最終です。 (ブログは続きます)(笑) 運動が生徒に大きな影響を与えるという噂は 他の政府関係者の間にも広まりつつある。 アイオワ州のトム・ハーキン上院議員は、 つい最近、…

運動と脳の関係㉘

運動と脳の関係について、 シリーズでお届けしています。 現在、タイタスヴィルの中学校には クライミングウォールがあり、そのフィットネスセンターには 最新のトレーニング機器が並んでいる。 大半は寄付されたものだ。 サイバー・トレーザーは、スタンド…

運動と脳の関係㉗

運動と脳の関係について、 シリーズでお届けしています。 現在、住民の平均年収は25,000ドル、16%が貧困線 (最低限度の生活を維持するするのに必要な所得水準) 以下で、数年前には幼稚園児の約75%が国から給食費の 補助を受けていた。 要するに、裕福と…

運動と脳の関係㉖

運動と脳の関係について、 シリーズでお届けしています。 ネーパーヴィルの保護者の多くが、 子どもの好きな教科は体育だ、と語る理由は、 こういうところ(前回の記事内容参照) にあるのだろう。 保護者のひとり、オルファト・エル=マラックの 娘2人はマ…

運動と脳の関係㉕

運動と脳の関係について、 シリーズでお届けしています。 私がネーパーヴィル革命の詳細や、子どもたちが 体育の授業で社会性を学んでいることを話すと、 同僚たちは驚いて言葉を失う。 私もそうだったが、圧倒されてしまうのだ。 これまで長年にわたって、…

運動と脳の関係㉔

運動と脳の関係について、 シリーズでお届けしています。 長くなっていますが、今しばらくお付き合いください。 ネーパーヴィルの奇跡が起きたのは、 ローラーとジェンタルスキの力によるところが大きい。 「以前、体育では懸垂をさせていました」 と、ジェ…

運動と脳の関係㉓

運動と脳の関係について、 シリーズでお届けしています。 一年生の頃は、強いストレスを感じるたび、 ルームメイトと一緒に寮の階段を走って上り下りした。 そのように、運動で脳を管理する方法を彼女は ネーパーヴィルで身つけた。 それこそが、私が本書で…

運動と脳の関係㉒

運動と脳の関係について、 シリーズでお届けしています。 カヤックの授業を通じて勇気づけられたジェシーは、 ジェンタルスキの教えるリーダーシップのコースに入った。 最初にジェンタルスキがしたのは、 ジェシーとベッキー ーそして他の離れたがらない仲…

運動と脳の関係㉑

運動と脳の関係について、 シリーズでお届けしています。 ネーパーヴィルの生徒の中でも、ジェシー・ウォルフラムほど 運動に人を変える力があることを体現している人はいないだろう。 彼女は「オタク」を自認し、セントラル高校ではオールAだった。 200…

運動と脳の関係⑳

運動と脳の関係について、 シリーズでお届けしています。 誰もがこのような幸運に恵まれていれば、と思わずにはいられない。 ネーパーヴィルで健康状態を調査したスポーツ生理学者、 クレイグ・ブルーダーは、体育の授業で生徒が18の種目から 好きなものを…

運動と脳の関係⑲

運動と脳の関係について、 シリーズでお届けしています。 ネーパーヴィル203学区の生徒は、 インターネットを始めるより先に心拍計を使い始める。 今ではこの学区のどの学校の体育館に入っても 最新式のフィットネスクラブにいるような気分になる。 どの…

運動と脳の関係⑱

運動と脳の関係について、 シリーズでお届けしています。 「私は研究者ではありません。体育教師です」 ジェンタルスキはそう言いながら、 セントラル高校のオフィスを埋める12名の教師たちに CDE(カリフォルニア州教育局)の調査結果のコピーを配った。 …

運動と脳の関係⑰

運動と脳の関係について、 シリーズでお届けしています。 ヒルマンはその発見を神経科学的に掘り下げてみることにし、 40人の生徒ー健康な生徒とそうでない生徒を半分ずつーを 選び、注意力、作業記憶(ワーキングメモリ)、 処理速度を比較した。 この認…

運動と脳の関係⑯

運動と脳の関係について、 シリーズでお届けしています。 調査のほとんどは、週に3日から5日、 30分から45分の簡単な運動から激しい運動までの 影響を調べていた。 項目は、肥満、心肺機能、血圧、憂鬱、不安、自己イメージ、 骨密度、学業成績など、…

運動と脳の関係⑮

運動と脳の関係について、 シリーズでお届けしています。 体育がGPA(学業平均値)に及ぼす効果について、 わたしたちはいったい何を知っているのだろう。 この問題に取り組んだ研究者は少ないが、 ヴァージニア工科大学の研究では、体育の授業を減らして 数…

運動と脳の関係⑭

運動と脳の関係について、 シリーズでお届けしています。 米国の生徒の約30%は太りすぎで、 (その割合は1980年の6倍に増えている) さらに30%はその予備軍だ。 しかしローラーが教える学区では、2001年、2002年とも 驚くべきことに新入…