運動と脳の関係㉖
運動と脳の関係について、
シリーズでお届けしています。
ネーパーヴィルの保護者の多くが、
子どもの好きな教科は体育だ、と語る理由は、
こういうところ(前回の記事内容参照)
にあるのだろう。
保護者のひとり、オルファト・エル=マラックの
娘2人はマディソン中学校とセントラル高校に通った。
「あれは単なる体育ではありません。子どもたちの
内面で何かが起きるのです」
彼女は言う。
「やる気を起こさせるプログラムと言っていいでしょう。
娘たちは自分自身を信じています。
2人とも強い自信を持っていますが、初めからそうだった
わけではありません。
203学区のプログラムのおかげです」
米国には、公立、私立合わせて幼稚園児から12年生までの
子どもが5,200万人いる。
もし、かれらのすべてがネーパーヴィル流の体育の恩恵に
浴することができたら、次世代の大人は私たちより健康で
幸せで、賢くなるだろう。
それこそが、「生活のための体育」の
究極の目的だ。
そのためにローラーは、
「スポーツではなく健康(フィットネス)」
の理念と方法を他の教育者たちに教えている。
350校の約1,000人の教育者がその訓練を受け、
多くが独自のプログラムを始めている。
ティム・マッコードもその一人だ。
彼はペンシルベニア州タイタスヴィルの学区で
体育コーディネーターをしている。
丘陵地帯にある人口6,000人の工業町で、
1859年に世界で初めて機械掘りによる油井の掘削に成功して
発展したが、石油が枯渇するとともに廃れていった。
次回に続きます。
ジョン.J.レイティ著
「脳を鍛えるには運動しかない」
~最新科学でわかった脳細胞の増やし方~ より
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