ひきこもり支援相談士のブログ

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運動と脳の関係㉑

運動と脳の関係について、

 

シリーズでお届けしています。

 

 

 

ネーパーヴィルの生徒の中でも、ジェシー・ウォルフラムほど

 

運動に人を変える力があることを体現している人はいないだろう。

 

 

彼女は「オタク」を自認し、セントラル高校ではオールAだった。

 

2003年に卒業すると、フロリダ州デイトナビーチ

 

エンブリー・リドル航空大学に入学し、現在物理工学を専攻している。

 

 

双子に生まれた彼女は、幼い頃から双子どうしのつながりに

 

頼りがちで、他の子どもと関わろうとせず、ずっと内気だった。

 

「小学校3年の時に、母からピアノかサッカーのどちらかをしなさいと

 

 言われたんです」

 

ジェシーは笑いながら振り返る。

 

 

「うまくできそうにないサッカーを大勢の女の子と一緒にするって

 

 考えたらとても怖くて、好きでもないのにピアノを選びました。

 

 それで、8年も弾いていたんですよ」

 

 

 

 

 

 

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マディソン中学に入学した時、当然ながらフィル・ローラーが

 

ピアノを選択肢に入れるはずもなく、ジェシーは他の生徒と

 

同じように体育に参加しなければならなかった。

 

 

運動はあまり好きではなかったが、それほど大変でもなく、

 

体育の授業がトラウマになるようなことはなかった。

 

彼女は体育を通じて自分の体について学び、

 

それがあとあとまで役立つことになる。

 

 

双子の姉妹ベッキーも、ともにセントラル高校に進んだが、

 

時間割が違っていたので、互いをいつも頼るわけにはいかず、

 

ジェシーは無理をして他の生徒と話すようになった。

 

 

人付き合いの不安を克服しようと、

 

スピーチの授業を選択したりもしたが、本人が言うには

 

本当に成長させてくれたのは、カヤックの授業だった。

 

ジェシーは高度なテクニックを必要とするこのスポーツを

 

たちまち好きになった。

 

勉強以外に得意なものを見つけたことは、

 

自分を変えるきっかけになった。

 

 

 

 

 

 

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「他の人にできないことができると、皆に注目されます」

 

ジェシーは言う。

 

カヤックで注目の的となってからは、もう誰にも気づいてもらえない

 

 地味な女の子ではなくなりました。それで、前より冒険ができる

 

 ようになりました。

 

 それに、あなたが内気だったとしても、仲間が同じように

 

 シャイだったらどうしますか?

 

 自分が内気だということを忘れて、説明するしかないでしょう。

 

 頭をこっちに向けて、とか、櫂(パドル)はこんなふうに

 

 動かすのよって」

 

 

プールも、別の意味で平等をもたらした。

 

「水着に着替えてしまったら、誰が人気のあるグループにいるか、

 

 なんてわからなくなります。

 

 体育の授業は、そんな社会的ポジションの境界をすっかり消して

 

 くれました。カヤックを始めるまで、私はそういうことに

 

 とても悩んでいたんです」

 

 

 

次回に続きます。

 

  

  

ジョン.J.レイティ著

「脳を鍛えるには運動しかない」

~最新科学でわかった脳細胞の増やし方~ より

 

 

  

 

 

  

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