運動と脳の関係④
運動と脳の関係について、
シリーズでお届けしています。
さて、学期の最後にリテラシーの授業を選択した生徒の
リーディング力と理解力をテストしたところ、
朝寝坊を優先して通常の体育にしか出なかった生徒たちの
成績は10.7%の向上にとどまったが、
「0時限」の授業に出た生徒たちは17%もの伸びを見せたのだ。
学校当局はその成果に深い感銘を受け、
「0時限」を「学習準備のための体育」と名付け、
1時限目のリテラシーの授業の一環として
カリキュラムに組み入れた。
今もその実験は続いている。
リテラシーの授業を受ける生徒たちは
2つのクラスに分けられ、
一方は運動の効果が続いている2時限目に、
もう一方は8時限目に授業を受けた。
予想通り、2時限目に授業を受けクラスは
最高の結果を出した。
この方法は、
読解力を上げる必要のある新入生以外にも広げられた。
生徒指導カウンセラーは、運動の効果を活かすために
生徒全員がそれぞれ一番苦手とする教科を体育の直後に
受けることを提案している。
次回に続きます。
ジョン.J.レイティ著
「脳を鍛えるには運動しかない」
~最新科学でわかった脳細胞の増やし方~ より
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Wakayama
参考書ソムリエカウンセラーのブログ
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