運動と脳の関係⑤
運動と脳の関係について、
シリーズでお届けしています。
ネーパーヴィル203学区独自の体育への取り組みから
生まれた「0時限」は国中の注目を集め、
体育の授業のモデルタイプとなっているが、
これが体育だと言われても大人のみなさんは
首をかしげるのではないだろうか。
ドッジボールをするわけでもなく、
シャワーを浴びなくても平気で、
チームメンバーになれるかどうか心配しなくてもいいのだ。
ネーパーヴィルの体育の真髄は、スポーツではなく、
健康(フィットネス)について教えるところにある。
根本にある考えは、体育の授業を通じて自分の健康を
観察し、管理する方法を教えることができれば、
その知識は生涯役に立つだろうし、
生徒たちにより長く幸せな人生を送らせることができる、
というものである。
実際のところ、
教えているのはライフスタイルなのだ。
生徒たちは体のはたらきを学ぶとともに、
健康な生活習慣を身につけ、その楽しさを学びつつある。
ネーパーヴィルの体育教師たちは幅広い選択肢を用意し、
どの生徒もそれぞれ楽しめるものをみつけられるようにしている。
そうやって、子どもたちがテレビの前に座るのではなく、
体を動かすことに夢中になるよう仕向けているのだ。
そしてそれはとても大切なことなのだ。
統計によると、
日常的に運動している子どもは、大人になってからも
その習慣を続ける傾向があるそうだ。
次回に続きます。
ジョン.J.レイティ著
「脳を鍛えるには運動しかない」
~最新科学でわかった脳細胞の増やし方~ より
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Wakayama
参考書ソムリエカウンセラーのブログ
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