運動と脳の関係㉕
運動と脳の関係について、
シリーズでお届けしています。
私がネーパーヴィル革命の詳細や、子どもたちが
体育の授業で社会性を学んでいることを話すと、
同僚たちは驚いて言葉を失う。
私もそうだったが、圧倒されてしまうのだ。
これまで長年にわたって、わたしは自ら「社会脳」と
名付けたものの問題をつきとめ、
解決しようとしてきたが、ジェンタルスキは
人との関りが希薄な現代において、
ますます孤独になっていく私たちの生活を変える
完璧な処方箋を見出したのだ。
それも、なんと体育の授業で!
環境と機会とやる気を与えることで、
人との関りに不安を感じる生徒は、
人に近づく方法や、距離の保ち方、
いつ相手に話させるかを練習し、
プラスの記憶をインプットしていく。
運動は社交の潤滑油となり、不安を減らすので、
こうした学習を進めるうえで重要な働きをする。
生徒の脳は運動によって準備が整い、
経験を記憶する回路が作られる。
その経験は、最初は難しく思えるかもわからないが、
クラス全員で一緒にやっているうちに、
それほどでもなくなってくる。
これは、直感的に考えても自意識過剰で傷つきやすい
年ごろの生徒を打ち解けさせる素晴らしい方法だ。
ジェンタルスキは、生徒全員を運命共同体に仕立てて
道具を与え、自信を持つように励ましている。
ダンスをすることで、すべてうまくいくのだ。
次回に続きます。
ジョン.J.レイティ著
「脳を鍛えるには運動しかない」
~最新科学でわかった脳細胞の増やし方~ より
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