運動と脳の関係⑭
運動と脳の関係について、
シリーズでお届けしています。
米国の生徒の約30%は太りすぎで、
(その割合は1980年の6倍に増えている)
さらに30%はその予備軍だ。
しかしローラーが教える学区では、2001年、2002年とも
驚くべきことに新入生の97%が、米疾病管理予防センター(CDC)
による肥満度指数(BMI)ガイドラインが示す健康的な体重だった。
2005年の春、ネーパーヴィル203学区の生徒の健康状態を
個別に調査したところ、さらによい結果が出た。
「生徒の健康状態についていえば、ネーパーヴィルの学校組織は
国の標準のはるか先を行っています」
とブルーダーは言う。
かつてアメリカスポーツ医学協会の地区会長を務めた人物だ。
「かけ離れていると言っていいでしょう。ここでは太りすぎの
男子生徒は約130人に一人しかいません。驚異的です。
さらに、彼らの体脂肪率は、CDCが身長と体重からはじき出した
平均値よりはるかに低く、健康状態を示すほかの測定値も
約98%の生徒が合格ラインより上でした」
ブルーダーはネーパーヴィルの人口構成を知っていたが、
それでも感銘を受けた。
「数字が高すぎてそれだけでは説明がつかないのです。
人口統計上恵まれているとしても、体育プログラムが
さらなる効果を及ぼしたとしか思えません。
こう言っていいでしょう。
体育プログラムの結果だとは断言できないが、
生徒たちの健康状態が平均とあまりにもかけ離れているので、
ネーパーヴィルだから、というだけでは説明がつかない」
次回に続きます。
ジョン.J.レイティ著
「脳を鍛えるには運動しかない」
~最新科学でわかった脳細胞の増やし方~ より
・・・・・・・・・・・・・・・
Study coaching labo
Wakayama
参考書ソムリエカウンセラーのブログ
・・・・・・・・・・・・・・・