運動と脳の関係⑪
運動と脳の関係について、
シリーズでお届けしています。
ローラーがよく例に出す統計値の一つは
「24歳以上の大人で、チームスポーツを楽しんで
健康を保っている人は3パーセントもいない」
というもので、これは従来の体育の失敗を裏打ちしている。
その一方で、ローラーは生徒たちを毎日走らせるのは無理だ
ということも知っており、その代わりに
「少人数チームのスポーツ」
と名付けたプログラムも始めた。
たとえば、3人対3人のバスケットボールや、
4人対4人のサッカーなどで、それだと生徒はたえず動くことになる。
「スポーツをしていることに変わりはありません」
ローラーは言う。
「健康のためを考えた形でやっているだけなのです」
正規のバレーコート、といったささいなことにはこだわらず、
ネーパーヴィルの体育ではどんな運動をしたとしても、
どれだけの時間、
目標心拍域に達していたかによって成績がつけられる。
「自分たちが何をしているかわからないまま、プログラムを
作りだしたのです」
とローラーは言う。
それでいて新しい体育が実現したことは、
運動と脳に関する新しい研究によって見つかった
全ての原理と一致する。
次回に続きます。
ジョン.J.レイティ著
「脳を鍛えるには運動しかない」
~最新科学でわかった脳細胞の増やし方~ より
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