ひきこもり支援相談士のブログ

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運動と脳の関係⑥

運動と脳の関係について、

 

シリーズでお届けしています。

 

 

 

この「新しい体育」のカリキュラムが始まってから

 

17年が経つが、その成果は思いがけない場所、

 

つまり教室で現れている。

 

学校が生徒一人にかける費用は

(教育関係者はそれが成績を大きく左右させると

 みているが)

 

イリノイ州の他の優秀な公立高校より

 

かなり低いにもかかわらず、

 

この学区の学業成績が常に州のトップ10に入っているのは

 

単なる偶然ではない。

 

 

ネーパーヴィル203学区には、

 

小学校が14校、中学校が5校、高校が2校ある。

 

比較のために「0時限」授業を始めた

 

セントラル高校を見てみよう。

 

 

2005年に、同校が生徒一人にかけた費用は

 

8,939ドルだったのに対し、

 

同じくイリノイ州エヴァンストン市の

 

ニュートライアー高校は15,403ドルだった。

 

 

ACT(米大学入学学力テスト)の平均点でみると

 

ニュートライアーの生徒の方が2ポイント高かったが(26,8)

 

大学進学を希望するしないを問わず、全生徒が受ける

 

州の統一テストでは、セントラルの方が成績が良かったのだ。

 

 

また、2005年にセントラルを卒業した生徒のACTの総合点は

 

24,8で、州平均の20,1よりかなり高かった。

 

これらのテストよりかなり多くを語るのが

 

TIMSS(国際数学・理科教育動向調査)の結果である。

 

 

TIMSSは、数学と理科という2つの大切な教科における

 

生徒の知識レベルを国際比較するために作られたテストで、

 

ニューヨークタイムズ紙」の論説委員で、

 

世界的ベストセラー 「フラット化する世界」の

 

著者であるトマス・フリードマンが、

 

「米国はシンガポールなどの生徒にボロ負けした」

 

と嘆いたテストだ。

 

 

米国とアジアの教育ギャップは広がるばかりだ、と

 

フリードマンは指摘する。

 

アジアには生徒の約半数が最高区分に入っている国も

 

あるというのに、米国の場合、そのレベルに達している

 

生徒は全体のわずか7%しかいない。

 

 

 

 

次回に続きます。

 

 

  

ジョン.J.レイティ著

「脳を鍛えるには運動しかない」

~最新科学でわかった脳細胞の増やし方~ より

 

 

  

 

 

  

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