2018-01-01から1年間の記事一覧
運動と脳の関係について、 シリーズでお届けしています。 そして、その大規模な実験の成果は学習だけでなく より幅広い領域に及ぶだろうし、中高生に限らず 大人にも適用できるはずだと考えた。 ネーパーヴィルでのケーススタディは、 有酸素運動が、体だけ…
運動と脳の関係について、 シリーズでお届けしています。 新しい取り組みをしようとするリーダーには 補佐役が欠かせないものだ。 ローラーにとって、ポール・ジェンタルスキは 誰よりも頼りになる扇動者(アジテーター)だ。 ジェンタルスキはネーパーヴィ…
運動と脳の関係について、 シリーズでお届けしています。 ローラーがよく例に出す統計値の一つは 「24歳以上の大人で、チームスポーツを楽しんで 健康を保っている人は3パーセントもいない」 というもので、これは従来の体育の失敗を裏打ちしている。 そ…
運動と脳の関係について、 シリーズでお届けしています。 では、どうすれば40人の生徒一人一人が ベストを尽くしたかどうかをいっぺんに 評価することができるだろう。 ローラーはその答えを、毎年春に自分が開催している 体育会議の会場で見つけた。 彼は…
運動と脳の関係について、 シリーズでお届けしています。 ローラーとマディソン中学校の同僚は、 まず体育の内容をじっくりと観察した。 そうすると、何もしないでいる子がとても多い ということに気づいた。 それはチームスポーツの特徴で、 野球では打つ順…
運動と脳の関係について、 シリーズでお届けしています。 ネーパーヴィルの革命は、そうした取り組みの常で 半分は理想主義から、半分は自衛のために始まった。 旗手となったのは、先見の明のある中学校の体育教師、 フィル・ローラーで、米国の子供の健康状…
運動と脳の関係について、 シリーズでお届けしています。 TIMSSは、1955年以来4年ごとに実施されている。 1999年には38か国から23万人の生徒が受験し、 米国からは59,000人が参加した。 シカゴの、比較的恵まれた階層が暮らすノースショア地域の ニュー…
運動と脳の関係について、 シリーズでお届けしています。 この「新しい体育」のカリキュラムが始まってから 17年が経つが、その成果は思いがけない場所、 つまり教室で現れている。 学校が生徒一人にかける費用は (教育関係者はそれが成績を大きく左右さ…
運動と脳の関係について、 シリーズでお届けしています。 ネーパーヴィル203学区独自の体育への取り組みから 生まれた「0時限」は国中の注目を集め、 体育の授業のモデルタイプとなっているが、 これが体育だと言われても大人のみなさんは 首をかしげる…
運動と脳の関係について、 シリーズでお届けしています。 さて、学期の最後にリテラシーの授業を選択した生徒の リーディング力と理解力をテストしたところ、 朝寝坊を優先して通常の体育にしか出なかった生徒たちの 成績は10.7%の向上にとどまったが、 「0…
運動と脳の関係について、 シリーズでお届けしています。 ミシェルとクリッシーがようやく走り終えた。 ダンカンが時間を聞くと、ミシェルのストップウォッチは まだ動いていた。 青いボタンを押し忘れたらしい。 だが、クリッシーは押していたため、 二人の…
運動と脳の関係について、 シリーズでお届けしています。 さて、「0時限」の狙いは 授業前に運動をすることで 読解力や他の能力や成績が上がるかどうかを 明らかにすることである。 なぜ成績向上を期待するかというと、 近年の研究により、運動が生物学的変…
運動と脳の関係について、 今回からシリーズでお届けします。 参考書籍を先に紹介させていただきます。 ジョン.J.レイティ著 「脳を鍛えるには運動しかない」 ~最新科学でわかった脳細胞の増やし方~ ① 運動と脳に関するケーススタディ シカゴの西、ゆるや…
行動科学的にみた、 水が怖い子に泳ぎを教える方法とは・・・ それは、少しずつ水に慣れさせるというものです。 徐々に水に慣れさせる、そのためには、 いきなり水に入るようなことは・・・しません。 まずは「水の入った洗面器に顔をつける」 という小さな…
水泳が苦手・・・ 人前で話すのが苦手・・・ 整理整頓が苦手・・・ など、 誰にでも苦手なことってあると思います。 勿論私自身にもあります。 でも、行動科学というものに出会ってからは、 その方法を使うことで、少しずつですが 苦手の克服ができてきてい…
さて、たいていの子どもは 面倒なことはやりたくないと考えています。 勉強に、片づけ、お手伝いなど・・・。 お母さんやお父さんに言われたことはなるべくやりたくない。 私も経験があります。 ゲームとか、マンガを読むとか、 好きなことだけしていたい。 …
前回の続きです。 禁句:「やる気を出して!」 言ってはいけない言葉です。 そして、 「うちの子、もっとできる子だったらいいのに・・・」 あなたもこんな言葉、口にしていませんか? では、できる子とできない子の違いってなんでしょう? 「できる子になっ…
前回の続きです。 物事を続けられない理由は、2つです。 「やり方がわからない」 「続け方がわからない」 やり方とは、知識と技能のことです。 どうやってやるのか、を知り、 それを身につける。 そうしてはじめて、やり方がわかる、 ということになります…
じつは、 「意思の強さ」って 勉強の成績とはあんまり関係ありません。 でも、 「ウチの子はどうも意思が弱いみたい」 とか 「根気がないなあ・・・」 とか・・・。 自分の子どもに対して、こんなふうに感じることはないですか? その原因となっているのは、…
前回の続きです。 ほめてあげる、認めてあげる・・・ わかってはいるんだけど・・・でも・・・。 このようにおっしゃる人が多いのも事実です。 たしかに、言われるとおりなのですが、 現実に目の前にいるわが子を見ていると、 なかなか肯定的な確信を持つこ…
わが子を伸ばしたいと思ったら、 お母さんが、まずお子さまの可能性に対して 肯定的な確信を持つことが大切です。 お母さんのポジティブ的な確信が、 お子さまの成長を促進します。 それを実験的に調べたのが、ハーバード大学の ローゼンタールという心理学…
牧歌的な生活のススメ いろいろな面で、飛び抜けたところがない・・・ ある意味で、「普通の子」がいますね。 でも、そのように「普通の子」でも、 思いやりのある子は 着実に、スムーズに好かれるようになっていきます。 しかしながら、 「なんとか、子供を…
どのようにしたら、 わが子を思いやりのある子に育てることができるのでしょうか? どのようにしたら、 いじめなど決してしない、 思いやりのある子に育てることができるのでしょうか? どのようにしたら、 誰にも優しく、親切な子に育てることができるので…
前回の続きです。 時によっては、この高原現象がかなり長く続きます。 状況によっては、 1カ月だったり、1年だったり・・・。 学者や世界選手権の選手のように、 きわめてハイレベルの人たちだと、 長期間にわたることもあるそうです。 しかも、その期間が…
お父さん、お母さんはやるべきことを実践する。 そして、お子さまも、やるべきことはきちんと実行する。 そうして… その結果については達観していましょう・・・ とよく言われます。 どこかで、お聞きになった言葉ですね。 しかし、ここで勘違いして欲しくな…
保護者の方とお話をしていて、よく耳にする言葉があります。 「お姉ちゃんはよくできるのに、下の子がねえ・・・」 ついつい言ってしまったこと、ありませんか? 兄弟姉妹だけではありません。 「となりのクラスの〇〇ちゃんはいつも90点以上取るんだって…
前回の続きです。 負の連鎖を断ち切る4つ目の方法は、 専門家に相談することです。 各地域には、 ご存知のように児童相談所や教育センターなど、 子育てや教育に関する悩みを相談する場所があります。 カウンセラーや専門家が相談にのってくれます。 お住ま…
前回の続きです。 まず第一に、もしご自分が 「マイナスに考えてしまう傾向がある」 「感情的になってしまう」 など、そういったことを自覚、あるいは意識できているなら、 それは素晴らしいことです。 中には、「自分は全く大丈夫」 と、全然意識もなく、認…
子どものいいところを見つけてほめてあげたい。 他の子と比べるのではなく、 わが子はわが子で認めてあげたい。 でも、なかなかほめてあげることができない・・・。 わかってはいるのだけど、 ついついできていないところに目がいってしまう・・・。 小言を…
続いて数学です。 まずは計算が出来るようになること。 (苦手な人は小学校の計算等の復習から) 途中の式は「縦に」「丁寧に」書いていくこと。 (数学の答案は縦に書いていくとキレイに見えます)。 面積の公式・用語の定義は確実に覚える。 教科書の問題…