ひきこもり支援相談士のブログ

学びや子育てに関するブログです

ピグマリオン効果の活用②

前回の続きです。

 
 
 
ほめてあげる、認めてあげる・・・
 
わかってはいるんだけど・・・でも・・・。
 
 
 
このようにおっしゃる人が多いのも事実です。
 
たしかに、言われるとおりなのですが、
 
現実に目の前にいるわが子を見ていると、
 
なかなか肯定的な確信を持つことができない・・・。
 
 
買い物にも行かなければならない。
 
お仕事から帰って、疲れもたまっている。
 
家事や食事の準備にも忙しい。
 
何人もの子どもの面倒を見ていると、つい・・・。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
そういう場合には、少しリラックスして深呼吸でもしてみましょう。
 
ほんとうは、ポジティブなお母さんでも
 
疲れてくると、発想自体が変わってくることがあります。
 
私も同じですし、誰でもそういう側面があるものです。
 
 
最近、ゆったりと過ごすことが少なかったのではありませんか?
 
お子さまに関してだけではなく、仕事や生活のあらゆる面で
 
そういう発想になっていませんか?
 
 
要するに、プラス思考ができない時は誰でも、
 
身近な存在なだけに、お子さまへの接し方についても
 
厳しい口調になりがちなものです。
 
 
しかし、それではせっかくのお子さまとの時間を
 
楽しく過ごせなくなります。
 
 
そこで、プラス思考の人生、プラス思考の子育てに
 
転換するためのヒントをお話します。
 
 
大切なお子さま、かわいい我が子のために、
 
ちょっとした「自己改造」法です。
 
 
人間としての基礎がつくられる幼少期。
 
この時期に、親から与えられるピグマリオン効果
 
絶大なパワーを持っています。
 
 
だからこそ、ローゼンタール教授が行った教室での
 
1年間の実験でも多大な効果があったのです。
 
ましてや、十何年も日々の生活をともにする親子。
 
お父さんやお母さんから受け取るピグマリオン効果は、
 
本当に絶大です。
 
 
ほとんど支配的といっても言い過ぎではありません。
 
全ての人間関係の急所ともいえます。
 
ですから、お父さんお母さんをもっと魅力的に
 
パワーアップするための方法をご紹介します。
 
思いついたときだけで構いません。
 
今日から、プラス思考人間に向けての
 
「自己改造」プロジェクトをスタートしませんか?
 
 
   ~プラス思考になるための三つの方法~
 
 
 
一つ目の方法として、「言い換え法」があります。
 
 
「この子は、どうしてこんなにスローモーなんだろう?」
 
こんなふうに思ったときは、
 
「この子は他人に惑わされずに自分のペースで進める子なんだ!」
 
と、心の中で言い換えてみます。
 
「帰ってくるとカバンをほうり投げてすぐ遊びに行くのが困ったものだ」
 
と思ってしまうときは、
 
「なんて子供らしい元気な子なんだろう!」
 
と言い換えてみるのです。
 
 
 
二つ目の方法は、「一歩下がり法」です。
 
 
「この子には、なんの取り柄もないなあ」
 
と思ってしまうときは、
 
「元気に生活してくれているだけでも、本当にうれしいことだ!」
 
と考え直してみるのです。
 
「だらしがなくて困るなぁ」
 
と思ってしまうときは、
 
「人の物を取るような子ではない。だからよかった!」
 
と考え直してみるのです。
 
 
 
三つ目は、「多面的評価法」です。
 
 
「勉強が嫌いでしょうがない」
 
と思ってしまうときは、
 
「だけど、友達はいっぱいいるから人間関係作りは上手なのかな」と、
 
別の面に光を当ててみるのです。
 
「積極性がなくて、おとなしすぎて困る」
 
と思ってしまうときは、
 
「だけど、自分がやるべきことはきちんとできるし、年下の子にも
 
とっても優しい子なんだ」
 
という面を思い出してみませんか。
 
「どうして、こんなに運動が苦手なんだろう」
 
とあきれてしまうときは、
 
「だけど、音楽はとっても得意なんだ」
 
と考え直してみるのです。
 
このように心がけているだけで、ずいぶん違ってくるはずです。
 
また、子供のことに対してだけに限定しないで、
 
もう少し考え方を拡大する取り組みもできますよ。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
日常生活のあらゆる面で応用することもできます。
 
雨が降ったら、
 
「今日はしっとり落ち着いた気分で過ごせそうだ」
 
と考える。
 
自動車を車庫にぶつけたら、
 
「人身事故でなくてよかった」
 
と思いなおす。
 
試験に落ちたら、
 
「これも栄養になるよい経験だ」
 
と考えて勉強再開。
 
 
 
最初はなかなか思うようにいかないかもしれません。
 
でも、リラックスして心に余裕のあるときには、
 
たいてい、ポジティブに考えていますでしょ?
 
そうなんです。
 
本来の姿に戻って接してあげるだけでいいんです。
 
プラス思考のお父さんお母さんにたくさん接することができれば、
 
当然のように、
 
お子さまもプラス思考をたくさんできるようになります。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
いかがですか?
 
「言い換え法」
 
「一歩下がり法」
 
「多面的評価法」
 
リラックスして、うまくいかなかったら、
 
「ママ、失敗しちゃったなぁ。ハハハ♪♪」
 
こんな風に、お子さまたちと一緒に笑えば、
 
それも大成功です。
 
 
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ちょこっと参考書籍紹介
 

「トライブ=人を動かす5つの原則」

主に組織に関してですが、もしよろしければご参考に。

 

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