ひきこもり支援相談士のブログ

学びや子育てに関するブログです

子供は突然、成長するときがある

お父さん、お母さんはやるべきことを実践する。
 
そして、お子さまも、やるべきことはきちんと実行する。
 
そうして…
 
その結果については達観していましょう・・・
 
とよく言われます。
 
どこかで、お聞きになった言葉ですね。
 
 
しかし、ここで勘違いして欲しくないことがあります。
 
それは、「結果は達観する」といっても、
 
「努力が無駄だ」というわけではない、ということです。
 
 
なぜなら、子供は、
 
「突然成長する」
 
ということがあるからです。
 
そういった現象を、プラトー現象といいます。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
私たちは、プラトー現象を何回も経験しています。
 
いくら努力しても、
 
頑張ってもなかなか成果が出なかった。
 
ところが、あるときから突然グングン業績がアップした、
 
という経験をあなたもお持ちではないですか?
 
 
それと同じように、なかなか計算力がアップしなかった子が
 
がんばり続けていて、あるとき急にグンと伸びる、
 
ということが実際にあります。
 
 
この現象は、計算力だけではありません。
 
漢字や、縄跳びや、水泳でも、同じような事例が沢山あります。
 
 
また、子供だけでなく、大人でもそういうことがあります。
 
しかも、これについては心理学でも証明されているのです。
 
それは、学習曲線(または努力曲線)と呼ばれるグラフで
 
説明されることが多いようです。
 
 
 
   
 
 

 
そのグラフは、
 
X軸(横軸)が、「学習」や「時間・努力の量」を、
 
Y軸(縦軸)が、「成果」を表します。
 
 
私たちは、無意識のうちに学習や練習の量が増えれば
 
成果も増える・・・と思っているものです。
 
つまり、「X軸とY軸は、比例の関係にある」
 
というイメージがあるように思います。
 
しかし、心理学で研究された学習曲線によると、
 
実態はそれほど単純ではありません。
 
グラフをご覧頂いたとおりで、
 
グラフはスロープ状ではなく、
 
「階段状」になるのです。
 
つまり、
 
「成果がグンと上がるとき」と「全く上がらないとき」が
 
交互に表れるのです。
 
学習や練習を続けてもなかなか成果が表れない・・・。
 
このように、足踏み状態の時期が必ずあるというわけです。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
この足踏み状態のことを、
 
心理学用語で「高原現象(プラトー現象)」といいます。
 
どんな学習においてもこの高原現象は必ず表れます。
 
この状態のときは、努力を続けても、
 
なかなか成果が形になって表れません。
 
 
 
次回に続きます。
 
 
 
・・・・・・・・・・・・・・・ 
Study  coaching  labo
Wakayama
 
参考書ソムリエカウンセラーのブログ
・・・・・・・・・・・・・・・