ひきこもり支援相談士のブログ

学びや子育てに関するブログです

ピグマリオン効果の活用

わが子を伸ばしたいと思ったら、
 
お母さんが、まずお子さまの可能性に対して
 
肯定的な確信を持つことが大切です。
 
 
お母さんのポジティブ的な確信が、
 
子さまの成長を促進します。
 
 
 
それを実験的に調べたのが、ハーバード大学
 
ローゼンタールという心理学者です。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
その実験で得られたのが、ピグマリオン効果」という原理です。
 
その実験とは・・・次のようなものです。
 
 
ローゼンタールは子供たちに知能テストを実施しました。
 
そして教師には、
 
これから学力が伸びる可能性のある子の名前を教えました。
 
しかし、
 
それらの子供はその知能テストの結果とは無関係に
 
適当に選んだものでした。
 
そのことは、教師には告げられませんでした。
 
 
そして、その1年後、名前を挙げられた子供たちは
 
ほかの子供たちに比べて明らかに
 
学力の向上が見られたということです。
 
 
つまり、
 
「この子は伸びる」と教師に思われた子は
 
実際に伸びた、というのがこの実験の結論なのです。
 
 
 
何も教師と子供の関係だけに
 
当てはまるものではありません。
 
最近では、企業でもこの原理を取り入れています。
 
特に、上司と部下の関係で組織活性法が実施されているのです。
 
 
今回、私はこの原理を親子の間で活用することをお薦めします。
 
お子さまの可能性に対して、お父さん、お母さんが
 
肯定的な確信を持って下さることが、
 
とても大切だと思えるのです。
 
この子はいい子だ、素晴らしい子だ、
 
優しい子だ、思いやりのある子だ、
 
能力のある子だ、活力のある子だ、
 
センスのいい子だ、など・・・。
 
お父さん、お母さんが確信していれば、
 
お子さまたちは、自然にそのように成長してゆきます。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
この子は、いまひとつかもしれない・・・と
 
大好きなお父さん、お母さんからそのように思われていては、
 
子供たちが伸びるのはむずかしいと思いませんか?
 
親や教師が、悪い先入観や暗いイメージを持ってしまって、
 
悪い方向に思い始めれば、子供たちも
 
だんだん悪い方向に変貌してゆきます。
 
我が子への親の思いは、ちょっとした言葉の端々や、
 
ふっと見つめた目の輝きの中に確実に表れるからです。
 
そして、子どもたちはそれを敏感に感じ取っています。
 
 
 
 
次回に続きます。
 
 
 
 
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余談ですが・・・
 

「おじさまと猫」
 
という漫画があります。
 
 
 
 

 
 
 
 
 
御存じの方も多いかもわかりませんが・・・
 
ペットショップで売れ残って
 
さびしい思いをしていた猫と、
 
その猫を飼い始めたおじさまとの物語です。
 
 
私は、泣けてきました(笑)。
 
猫好きの方もそうでない方も・・・
 
おススメです。