生活の中に「知識の杭」を
このような「プチ本物体験」を蓄積していくと、
学校の勉強と同時進行で、
子どもたちの心のなかに
ドンドン 「知識の杭」が増えてゆきます。
たとえて言えば、
流れる川に 一本の杭を立てるようなものです。
一本の杭があれば、
流れてきたいろいろなものが そこに引っかかってたまります。
たとえば、お母さんが子どもの生活の中に
「小数」という杭を立てたとします。
すると、その杭には小数に関する
いろいろな情報が引っかかるようになるのです。
しかも、生活の実際の場面での情報なので、
身近で、具体的で、分かりやすいものです。
小さいころから「小数の杭」に 情報をためていた子が、
4年生のある日、授業で小数を勉強します。
すると、それはその子にとって、
とてもおもしろい勉強になるのです。
自分が今まで知っていた 小数に関する情報に、
いろいろな角度から 学問的な光が当てられます。
今まで見えていなかったところまで ハッキリと見えるようになります。
そして、バラバラだった情報が整理されて、
体系化された知識になります。
これが、「学問」とか「勉強」と言われるものの
本来の意味であり、学校の授業の「真の意義」なのです。
私は、子どもの生活の中に このような「知識の杭」を
たくさん 立ててあげたいと思っています。
保護者さまの、ほんの少しの心がけで
「知識の杭」
は立ちます。
子どもの近くにいてあげて、
ほんの少し意識するだけでいいのです。
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Study coaching labo
Wakayama
参考書ソムリエカウンセラーのブログ
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