読解のトレーニングから感想文へ
「うちの子、全然本を読みません」
「国語の問題集を買ってみたんだけど、算数みたいに
答えがはっきりしないので、子どもが戸惑っています」
「感想文や文章のまとめなど、母親の私に聞かれても、
どんなふうに取り組めばいいのか、アドバイスにも
困っています」
「漢字の勉強や社会の勉強とちがって、ただ覚えれば
いいわけじゃないですよね。どうしてあげたらいいんでしょう」
小学校の国語を家庭で学習する場合、
中心となるのは漢字の書き取りです。
書き取り練習が習慣となって、
勉強がスムーズに進みはじめたら、
次のステップとして新しく習った
熟語やことわざの意味調べや暗記などを加えるといいですよ。
暗記が好きな子や、言葉に興味を持っているお子さんだと、
教科書の内容を、あっという間にマスターしてしまうかもしれません。
そんな場合は、上の学年の内容をどんどん先取りして学んでいきましょう。
国語の家庭学習における
もう一つの大切なテーマは「読解」のトレーニングです。
小学校4年生くらいまでなら、次のようなトレーニングを
おすすめします。
①教科書に載っている文章を読む。
②そのあらすじをまとめる
③その内容を自分の言葉でお母さんに伝える
④話した内容をさらにまとめてノートに書く
こうして、感想文を書けるようになることを
最終的なゴールに設定するといいでしょう。
お母さんとお子さまと、2人でお話もできるし、
親子のつながりが一層強くなります。
とっても楽しい時間を過ごせますよ。
一般的に、小学校1~2年生くらいの子どもたちの
読解力は様々です。
本を読むのが得意な子もいれば、
大嫌いな子もいます。
このように、非常に大きな幅があります。
でも、得意なお子さんたちには共通している
「あること」があります。
それは、
幼児期にたくさんの絵本を読み聞かせしてもらっていることです。
言葉の抑揚や、感情の込め方を自然と耳から学んでいます。
さらには、聞こえてくる文章から、その場面や
物語の全体をイメージするトレーニングができています。
当然ながら、自分で文章を読むのも上手ですし、
読みながら、はっきりとストーリーを理解することもできます。
次回に続きます。
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