運動と脳の関係㉙
運動と脳の関係について、
シリーズでお届けしています。
このシリーズは今回で最終です。
(ブログは続きます)(笑)
運動が生徒に大きな影響を与えるという噂は
他の政府関係者の間にも広まりつつある。
つい最近、体育の授業を立て直すことについて
公聴会を開いた。
スラムのある学校で、「生活のための体育」を
始めたところ、懲罰の対象となる問題行為が67%も
減少した、というニュースを聞いたからだ。
ほとんどの児童が給食費の補助を受けているが、
2005年に体育の教師が、体育を週一回の授業から
毎日、45分の授業へと増やし、もっぱら
有酸素運動をさせるようにした。
すると、一学年度の間に、生徒の健康状態は
劇的に改善され、カウンセラーの報告によれば、
その年、校内での暴力事件が前年度の
228件から95件に減少したそうだ。
スラム街にある学校がこれほど急激な変化を遂げ、
タイタスヴィルのような貧困にあえぐ市があのように
活気を取り戻すのは驚くべきことだ。
マッコードの生徒たちはアメリカンフットボールチームの
もとにではなく、ステファニーのような生徒のもとに結集した。
彼らの多くは成長後も運動を続け、活動的でいつづけるだろう。
そのために知性や感情はより磨かれていくだろう。
革命といえば若者たちの専売特許だが、
ローラーやジェンタルスキやマッコードをみても
わかるように、大人でも思い切った方向転換をして、
運動が脳に及ぼす影響の大きさを知ることができる。
タイタスヴィルがその兆しに気づくことができたのなら、
私たちにだってできるはずだ。
私の望みは、今まで見てきた例をお手本にして、
最終的には体と脳をもう一度結びつけることだ。
両者は一体なのだから。
ジョン.J.レイティ著
「脳を鍛えるには運動しかない」
~最新科学でわかった脳細胞の増やし方~ より
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