手のかかる子は、とってもいい子?
自己肯定感の続きです。
では、自己肯定感はどうすれば育つのか、
という話ですが、これにはポイントがあります。
ほめることも大事ですが、それだけでなく、
子どもが怒ったり、泣いたり、駄々をこねたりといった、
いわゆるマイナスの感情を出した時、
それらを受け止めてあげることで育まれる部分も多いのです。
子どもは、マイナスの感情を親にぶつけ
それを受け止めてもらえることで
「こんな自分でもちゃんと受け入れてもらえるんだ」
と安心します。
「わがままを受け入れると、余計に図に乗るんじゃないの?」
と心配される人もあると思いますが、
その必要はありません。
一時的には手がかかるようになるかもわかりませんが、
しっかりと自分の気持ちを表現でき、
受け止めてもらった子どもは、
次第に気持ちのコントロールを身につけ、
本当の意味で強い心の子へと育っていきます。
ところが、マイナスの感情を出せない子、いわゆる
手のかからない、いい子は自分がいい子でいられる間は
存在を認めてもらえるけれど、もし自分が悪い子になったら
その途端に見捨てられるんじゃないか、見放されるんじゃないか、
という不安がとても強いのです。
子どもは、そういう自分のマイナスの部分を出して、
受け止めてもらった経験がないので安心できないのです。
ありのままの自分でいいんだ、という存在への自信は、
案外育ってないといえます。
大人でも、ありのままを受け入れてもらえる人や場所があれば、
安心しますよね。
子どもならなおさらだと思います。
参考図書
明橋 大二著
「子育てハッピーアドバイス
大好き!が伝わるほめ方・叱り方」
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ひきこもり支援相談士のブログ
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