集中力は復元できる②
昔は、子どもたちも武術を通じて
瞬時に集中を復元する方法を身につけました。
残念ながら、現在は
そうした学びの機会がほとんどありません。
だからといって、私たち人間が持つ
「集中の復元力」は、決して
失われたわけではありません。
「復元・統合の繰り返し」が
生産性を上げるのです。
パターン学習などを通じて、
「集中は好きなときに復元できる!」と
子供たちが確信できるように
導いてあげればいいのです。
今の日本では、
「1つのテーマに対して、
ず~っと集中できる子が偉い」
という考え方が広く根付いているようです。
しかし、科学者の研究によると、
【脳は時間を「1秒感覚」で認識している】
ということです。
実に驚くほど細かい時間の間隔で、
脳は時間を刻んで、そして、
詳細に認識しているのです。
ですから、たとえお子さまが
すぐに飽きてしまったり、
集中の対象を
次々に変えてしまったりしても、
それは、脳の時間感覚で考えれば
ある意味で
「当然」
と言えるかもしれません。
若い人たちに話を聞いてみても、
1時間や2時間のテレビ番組を
ずーっと見ている時代は
すでに終わっているようです。
彼らは、自分で検索して
好きな動画を見つけ、
少しでも飽きたら別の動画に
次々と切り替えています。
今の時代は、インプットが
どんどん細切れになっているのです。
このような時代だからこそ、
バラバラにインプットした情報を復元し、
それらをつなぎあわせて
統合するスキルが必要なのです。
次回に続きます。
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