それは本当に𠮟るべきこと??
子どもを叱る前に、
1つ考えてみましょう。
それは、
「この行いは本当に叱るべきことなのかな?」
という点です。
それは、
➀まだ、わかる年齢になっていない
②親にとっては困ったことであっても、人に迷惑を
かけるほどではないこと
大きく分けて、2つあります。
ただ、叱りたくなる気持ちは、とてもよくわかります。
私もそうでしたし、実際感情に任せて子どもを
叱ったことは多々あります。
では、その2つについてみましょう。
⑴まだわかる年齢になっていない
1歳まで
たとえば、1歳ぐらいまでの子どもは、自分の気持ちはわかっても
他人の気持ちをしることはできません。
ですので、この時期の子どもにルールを守らせようとしても
難しい話しなのです。
それよりも、子どもが危ない目にあわないよう
大人が環境を整えてあげましょう。
たとえば、使い終わったアイロンを子どもの手の届かない
ところに置く、とか
ハサミなどは鍵のかかる引き出しにしまう、等です。
1~2歳
この年齢になると、親の言葉や指示をかなり理解できる
ようになります。
ところが、それに従うことはできません。
なにかにつけて、「やだよ」「いやいや」
を言うようになります。
これは自我が芽生えて、子どもの心が成長してきた
証でもあります。
この時期には、叱るよりも状況を言葉で説明しましょう。
たとえば、
椅子の上に立ったら、こけて怪我するかもわからないから
ちゃんと座ろうね、とかです。
2歳
2歳を過ぎると、子どもは相手の言っていることを
理解できるだけでなく、自分の意思をかなり上手に
伝えられるようになります。
ただ、決められたルールに従えるようになるには
もう少し先のことですが、ダメなことはダメ、と
伝えましょう。
順番が来たら使えるから、など
先の見通しを持たせて話をしてみましょう。
3歳
3歳を過ぎる頃から、子どもはようやく少しずつですが
ルールを守れるようになります。
何が正しくて何がいけないのかを
一緒に考えて、繰り返し教えることが大切です。
⑵につづく
参考図書
明橋 大二著
「子育てハッピーアドバイス
大好き!が伝わるほめ方・叱り方」
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Study coaching labo
Wakayama
ひきこもり支援相談士のブログ
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